日本で増えている「発達障害」 や「鬱病」 原因は様々あるかと思いますが、『無農薬』という選択で予防 できるとしたら、あなたはどうしますか? 日本の野菜・果物は安心?外国産の野菜は危ない?国が認めている農薬は無害? 私は少しでも農薬が原因の発達障害やうつ病 が無くなればと考え、一切農薬を使わない栽培でミカンを育てて販売しています。 是非一度『農薬』『発達障害』『うつ病』というものに向き合っていただき、今後購入する野菜や果物に『無農薬』という選択肢 を。
日本の農作物は安全?
中国で作られる農作物は農薬が使われていて危険。そんな話を聞いた時ありませんか? 一時期メディアで、中国の農作物の危険性について騒がれていた時期もありました。その世代の方々は中国の野菜に農薬が多く使われているイメージをお持ちの方が多いことと思います。 実際に中国の農薬の使用量は世界でもTOPクラス であり、国連食糧農業機関の調べでは1ヘクタール辺りに約13Kgの農薬が使用されているとされています。 世界各国と比べるとこの使用量は、ドイツの3倍・イギリスの4倍・アメリカの5倍・デンマークの10倍と、いかに農薬の使用量が多いかがわかると思います。 では日本はというと、1ヘクタール辺り約12Kg使用されていると言われており、日本は中国の農薬使用量と大差がない状態 なのです。 日本の農作物は中国と比べて農薬が使われていないから、安全と思われていた方も多かったのではないでしょうか?
世界TOPクラスの農薬使用量を誇る中国と、その中国とほぼ変わらない量の農薬を使っている日本 ドイツの3倍・イギリスの4倍・アメリカの5倍・デンマークの10倍もの農薬を使用している。 中国の野菜の購入を控え、日本の野菜を購入しても農薬の使用量はあまり変わらない状態にある。
農薬の害(発がん性や発達障害)
農薬には人体にどの様な害を与えるのかの一例を紹介します。
グリホサート系
国際がん研究機関がおそらく発がん性がある と発表しており、米国カリフォルニア州の調査でも発がん性ありと評価されている。 2018年には、某製造会社に発がん性に対しての訴訟が行われ、賠償金の支払いが命令されている背景がある。 海外では販売が禁止 されている国(EU・フランス・南アメリカ)や、散布が禁止 されている国(スウェーデン・ノルウェイなど)が多くあるなかで、なぜか日本のみ残留農薬の基準値を大幅に緩和 している。日本が残留農薬基準値を緩和することにより、世界で使用することできなくなったグリホサート系農薬がなだれ込んできている状況となっている。
ネオニコチノイド系
カリフォルニア大学の研究によれば、ネオニコチノイド系に胎児期の間曝露した場合、7歳になった子供のIQが低下するという研究結果が報告されており、欧州食品安全機関ではネオニコチノイド系農薬が脳への発達神経毒性の可能性あり としている。
発達障害や自閉症への関連 もマウスでの試験で確認されています。ネオニコチノイドの影響を受けたマウスには、異常な攻撃性・不安行動・多動性が確認され、発達時期のマウスには記憶に携わる脳の機関の神経細胞が萎縮・減少 したと報告されている。
ネオニコチノイドの出荷数量と、自閉症などの発達障害を有する児童数の相関も見られることからも、発達障害の原因の一つとしての可能性が高いものであると言える。
EUでは全面的に使用が禁止 されており、この流れは日本などの農薬大国以外の国には波及されていく状況となっている。
有機リン系
ケープタウン大学の研究で、有機リン系の農薬と「鬱病」 の関係を示した論文が発表された。 少量の有機リン系農薬に、長時間の曝露で鬱病を発症するという内容である。 また、アメリカの疾病予防対策センター(Centers for Disease Control and Prevention)にて、有機リン系農薬の慢性中毒による鬱病の発症を警告 している。
他国では販売や取り扱いが禁止 となってる農薬が、日本では逆に緩和されて多く使用 されている。 日本が残留農薬の基準値を緩和したことにより、世界中から使用されなくなった農薬が流れてきている 。発達障害の増加と農薬の使用量が相関 している。 海外では農薬が発達障害や鬱病、自閉症 などの原因であると報告されている。 動物試験では記憶に携わる脳の機関にて萎縮・減少 が見られた。 異常な攻撃性・不安行動・多動性 も確認されている。
残留農薬
字の通り農作物に残る農薬のことですが、雨や自然分解などにより使用した農薬は減少されていきます。 しかし、全くの0になることはありません。 残留した農薬により、健康への悪影響が生じないように、厚生労働省により農作物ごと・使用した農薬の種類ごとにポジティブリスト制度により、全ての食品において農薬などの残留が0.01ppm以下でなくてはならないという閾値(しきいち)が設けられていますが、全数の農作物を検査できるわけではなく、農作物により許容される数値のブレもあります。 そしてこの閾値は日本では緩和傾向にあり、基準が緩和され今までの使用可能量に対して10倍以上に緩和 されてしまった薬品の例も存在します。海外では日本の基準の数倍以上厳しい基準を設けられており 、日本の農作物を自国に入れない(輸入不適合とし輸入制限をかけている)国も存在します。 ある国は日本へ渡航する渡航者に「日本の野菜は残留農薬が多く、なるべく野菜は食べないように」という注意があり、海外と比べ日本の残留農薬の濃度が高い ことがわかります。
残留農薬も皮を剥けば安心でしょ?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、ネオニコチノイド系の農薬は浸透性が高く、ネオニコチノイド系でミカンなどによく使われるジノテフランは皮をも浸透し、果肉にまで残留している ことがわかっています。皮を剥いても除去できない農薬があることも知っておかねばいけません。 前項でも説明しましたが、ネオニコチノイド系の農薬には発達障害や、子供の知能低下、自閉症など 、発達神経への毒性がある可能性が否定できません。
「ごく微量の残留だから大丈夫だろう。」どう考えるかは消費者各々の自由です。ですが、子供や胎児の小さな小さな身体にごく微量の農薬はどのように作用するでしょう か。 子供は何を口に入れ、何を口に入れないかを選べません。親が買ってきてくれたものだから安全と思い、何も疑わずに食べます。子供に与える農作物を選べるのは親だけなのです。
農薬から身を守るために
有機JASのマークが付いている農作物でさえ、禁止されていない農薬であれば使用 できます。 農家は農作物を商品として作っており、その農作物が売れなければ農家の儲けとならず、収益を得ることができません。安定した収穫をし、安定した収益を上げるために農薬は必要不可欠なのです。
農薬から身を守るためには、家庭菜園で自分自身で農作物を栽培するか、完全無農薬栽培をしている農家から仕入れるなどしない限り、日本では限りなく不可能な状態にあります。
私たちにできることは、
しっかりと洗う
無農薬表記の農作物を選ぶ
可能であれば「茹でる」
この3つを守ることだけです。 水に溶けやすい種別の農薬であれば、しっかりと洗うことによりある程度低減することができますが、前記したように発達障害や鬱病などの原因の可能性のあるネオニコチノイド系の農薬は、農作物の内部まで浸透している ため水で洗うだけでは除去することはできません。農薬を落とすために作られら洗剤 もあります。 前述した果肉部分まで浸透してしまった農薬は落とすことができませんが、皮に付着している固形タイプの農薬やワックスを落とすことが可能です。 この農薬を落とすために作られた洗剤は、天然成分(ホタテ貝の殻など)を使用 しており、安全に使用することができます。水に含まれる成分と反応し、アルカリ性となって農薬をしっかりと落とすことができるほか、野菜に付いている雑菌をも洗い流してくれます。葉野菜など生で食べる野菜 などは、後述する茹でることもできないため、農薬曝露の低減のため、専用の洗剤を使用することが望ましいでしょう。
食品添加物であれば、どのような添加物を使用しているかの表示義務があるため、消費者は使用原材料を確認し使用されている添加物を自身で精査して購入することができますが、農薬にはどのような農薬を使用しているのかの表示義務がありません 。(海外から輸入されているオレンジなどには、防腐剤や防カビ剤の表示義務があり記載されている)
幸果農園
なぜ『完全無農薬栽培』が大切なのか
農家が農薬を使用する理由 一番大きな理由として農家は農作物が収入源であり、ミカンが虫にやられたり病気にかかってしまった場合、その年の収入が激減し生活ができなくな…
有機栽培や無農薬の表記があるものを選ぶくらいしか、消費者が農薬を口にしない手立てがないということです。 水洗いよりも農薬除去の効果が高い方法として、「茹でる」という方法もあります。残留農薬が茹で汁に溶け出し、残留農薬量を減らすことができます。これは浸透性の農薬にもある程度有効 であり、家庭でできる農薬低減の手段として一番効果的な方法となります。 しかし、葉野菜や根菜であれば料理によっては調理過程の中で茹でることができますが、果物などは基本的に生で食べることがほとんどのため、全ての農作物を茹でて食べるというのは現実的ではありませんし、有用なビタミンなども溶け出してしまいます。
まとめ
日本は中国に並ぶ農薬大国 である。
農薬の中には、発がん性や発達障害、自閉症などの原因 となるものがある。
使用された農薬は農作物に残留する。
残留農薬は基準があるが、日本は海外に比べ基準が緩い 。
浸透性の農薬は皮のみにならず果肉などにも入り込んでいる 。
食品添加物は表示義務があるが、農薬には表示義務はない 。
浸透性の農薬は内部まで浸透しており、水洗いしても落ちない農薬がある 。
農薬 専用の天然素材を使用した洗剤 で、ワックスや農薬を落とすことができる。
家庭でできる農薬の低減方法で一番効果的なのは「茹でる」 ことである。
幸果農園で栽培されるミカンは全て『完全無農薬』により栽培されたものである。