農家が農薬を使用する理由
一番大きな理由として農家は農作物が収入源であり、ミカンが虫にやられたり病気にかかってしまった場合、その年の収入が激減し生活ができなくなってしまいます。
農薬を使用して虫がつかない様に、病気にならないように「お金を稼ぐ手段」としてミカンを栽培しているのです。
特に先祖代々のミカン農場の場合、樹齢も高齢となり農薬の力を借りなければ病気にかるなど安定して生産を行うことができません。
当然広大な敷地面積となり、除草薬を使用しなければ広大な敷地の管理を行うことができないでしょう。
私はサラリーマンとの兼業で、小規模にミカンを栽培しています。
通常の生活が出来るだけの収益をサラリーマンとして得ているため、仮に完全無農薬栽培の結果みかんの収穫ができなかったとしても全く生活に差し支えがありません。
農薬を使用してまで安定した収穫が必要なく、こだわりを持って無農薬栽培を行うことができるのです。
私はあくまでも、「お金を稼ぐ手段」としてミカンを育てているのではなく、子供たちが安心して食べられるミカンを作り、その副産物として収入に繋がれば良いと思い栽培をしています。
農薬の危険性
現代の農薬には殺虫剤として「有機リン系」「ネオニコチノイド系農薬」が主に使用されており、
除草薬として、「グリホサート系」の除草薬が多く使用されています。
この農薬にはそれぞれ、「発達障害」や「発がん性」、有機リン系の農薬は「鬱病」と関係性があると言われています。
実際の研究結果も多々あり、他国では使用禁止となっている状態ですが、日本では当たり前のように使用されています。この農薬が使用されている国と、されていない国との発達障害人口の差が大きく出ている状態ですが、お茶や米など、普段から口にしているものに使われているため、我々消費者が完全に農薬をシャットダウンすることは難しい状態にあります。
さらに危険な輸入作物
輸入果実も同様です。
特に柑橘系の果物には、下記の薬品が使われることが多く、
- オルトフェニールフェノール(OPP)
- チアベンダゾール(TBZ)
- イマザリル
などの薬品が使用されています。
このような強い薬剤が使われる理由として、海外から輸送されるにあたりかなりの時間を要す為、腐敗を防ぐため強い薬品が使われるのです。
・オルトフェニールフェノールは動物実験にて、80%以上のラットに膀胱癌・肝臓癌が発症。
・チアベンダゾールは遺伝子の損傷・発癌・肝臓や甲状腺への異常が認められ、動物実験にて催奇形性が見られた結果もある。
・イマザリルについては、肝臓癌や甲状腺への腫瘍が認められ、20g弱を摂取すれば死にいたるほどの致死率となる。
皮を使用するマーマレードや、包丁を使って果実を切った際には薬品が果肉に包丁を介して触れるためこれらの薬品が口に入ってしまいます。
柑橘系の果物であれば、皮をむいて食すから安心では?と思われる方もいるかと思いますが、イマザリルなどの農薬は果肉にも浸透する可能性が非常に高く、皮をむいて食べる柑橘系の果物やバナナなどであっても不安は残る結果となっています。
それでも何もせずに食すよりかは、しっかりと皮についた薬品を洗浄し安心して食べられる状態にすることが大切です。海外産の柑橘(オレンジやレモン)やバナナなどは、天然素材(ホタテの貝殻)を使用した「農薬を落とす専用の洗剤」などを使用してから食べることが大切です。
安心して食べるなら無農薬
「誰もが安全に食べられるミカンの栽培」
私がミカンを栽培する上でマストに掲げている理念です。
うちの農園で栽培されたミカンは少し不恰好です。
他の農園で栽培されているような、傷一つなく外見の美しい「お金を稼ぐために」栽培されたミカンとは違い、不恰好ながらみんなが安心して食べることのできるミカンです。
もし貴方の中に、少しでも農薬に対しての不安があるのであれば、『完全無農薬』で栽培されたものを口にするべきです。しかし残念ながら、完全無農薬栽培で育てたれた農作物はこの日本にほぼありません。少しでも残留している農薬を除去するため、農薬を落とすための洗剤などを使用し、低減させていくことが重要視されています。
幸果農園のミカンであれば、農薬を洗剤で洗い流すことはなくそのまま食べていただくことが出来ます。
まとめ
- 農家は収入を得るために農作物を栽培している
- 安定して生産しないと収入を得ることができない
- 農薬を使用し安定した生産を実現
- 現在農家が使用している農薬には、海外では使用禁止となったものを使用している
- 発がん性や発達障害、うつ病の原因となる農薬や海外では催奇形性などの疑いがある薬品が使われている
- 今の日本で完全無農薬栽培の農作物を手に入れることは困難
- 農薬を落とすことのできる洗剤などを利用し、皮に残留している農薬を除去することも大切
- 幸果農園では『完全無農薬』により栽培されたミカンを販売している